こんにちは!これからのお葬式と自然葬・永代供養に関する情報サイト管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
今回は、今お墓を持っていなくて、しかも新しく自分用にお墓を作っても、継承者がいない(あるいは頼みたくない)場合のお話です。
この記事は、山猫の親戚の経験と、前回このブログで紹介した「墓じまいのススメ ~これが親の子孝行~」の情報をもとに構成されています。
このブログを書いている山猫は、子どもが一人いますが女の子。。そして今現在、自分が入るべきお墓を持っていないという立場です。
では、この状態で自分が死んだ場合、お墓をどうすればよいのでしょうか?
新しくお墓を作って、子どもに管理してもらうというのも一つの考え方ですが、一人っ子でしかも女の子なわけですから、かなり迷惑を掛けてしまうだろうな。。と想像できるわけです。
そして、その後は継承できる人がいなくなって、無縁墓になる。。そんな未来が見ますよね。
じゃあ、お墓なんていらないから海に撒いてくれ!と言う考えもありますが、お参りする場所がないのは寂しい!ってクレームが来る可能性もあります。
そこで、今回のご提案は、【永代供養墓】を利用するという考え方です。
永代供養って無縁墓になった人のための物じゃないの?
って勘違いしている人がいるけど、決してそんな事はないよ!
お墓を子どもに託せない。。先祖代々の墓を継承するという考え方が破綻しつつあります。
現在の生涯未婚率(一生結婚しない人の割合)が何%くらいいるかご存知でしょうか?
直近の2015年国勢調査では、男性の生涯未婚率は24.2%、女性は14.9%となっています。
実に男性の4人に1人は、生涯結婚しないという衝撃のデータが出ています。結婚しないという事は、当然子どももいないわけです。
一方、1人の女性が一生のあいだに産む子どもの数(合計特殊出生率)は2019(令和元)年の統計で1.36人。。他の調査では 子どもが一人しかいない一人っ子の家庭は、全体の4割との事。
一人っ子同士が結婚したら、両家のお墓を継承する事になるのかな?それはきついよね。。
生涯結婚しない人が増え、子どもの数が減った現代・・・
先祖代々の墓を子どもが継承できないという事例が増えてきているのです。
私の場合も、子どもが一人でしかも女の子。。
これではお墓を作っても、子どもに迷惑をかけるだけだな。。
そこで、今回おすすめしたいのが、自分だけのお墓を作らないで、寺院や霊園が管理や供養をしてくれる【永代供養】
なんとなく、無縁になってしまったり、特別な事情がある人が入るというイメージのあった永代供養墓ですが、最近、大きく役割を変えつつあるのです。
山猫の知り合いの例・・・高齢の母を永代供養にした方のお話
私の知り合いの方のお話。。高齢のおばあさんと実の娘さん(といっても当時60代)
おばあさんは亡くなったあと、そのまま寺院に併設する永代供養墓に。。ただ永代供養墓と言っても、たくさんの遺骨が合祀されるタイプではなく、骨壺の状態で保管されるタイプ(中を覗いた事は無いので聞いた話ですが。。)
もしかすると、いつか合祀される日が来るのかもしれないけれど、今はたくさんの遺骨が入っている永代供養墓にいるけれど、遺骨は混ざっていない。そんな状態です。
永代供養と言うと、合祀墓に遺骨が埋葬されて二度と手元に戻せないというのを想像していたけれど、最近はいろいろなタイプの永代供養墓があるんだよ。
さて・・・永代供養墓は、寺院や霊園が管理や供養をしてくれるのだから、遺族(この場合は娘さん)はほったらかしなのかと思いきや、全くそんな事はなく、毎月欠かさずお墓参りに行っていて、まったく手を抜く様子はありません。
つまり、永代供養墓にいれて、後はお任せ―という感じではなくて・・・
いずれ、お墓を守る人がいなくなって、子孫に迷惑をかける事になるから、そうなる前に(つまり最初から)永代供養を選択した・・・そういう考え方なのです。
ちなみに、私も、その永代供養墓には定期的にお参りに行くのですが、その永代供養墓にお墓参りに来る人がほんと多くてびっくりします。
つまり、供養や管理を丸投げ出来るからではなく、将来の事を考えて永代供養を選択する人が増えているという事なのです。
いつもたくさんの人が、お参りにくるから、
お花もたくさん供えられていてとっても綺麗なんだよね!
実は今、お墓に対する考え方が大きく変わってきています。次章では、新しい霊園のスタイルの一例をご紹介します。
霊園・墓石のヤシロ 永代供養墓 なごみ霊廟の場合。。
この霊園については、前回ご紹介したこの本
が詳しい。。というか、この本の著者は、霊園・墓石のヤシロの代表取締のかた。そりゃ詳しいはずです。
この霊園(北摂池田メモリアルパーク)は、一般のお墓もあるのですが、それ以外にも、一定期間個別のお墓に入った後に、永代供養墓に合祀するプランなど、子孫に負担を残さない方法が多数準備されています。
最近は生前に自分のお墓を予約する人も増えてきているみたいだよ!
オンライン予約が出来るのも、新しいね。。
詳しくは、北摂池田メモリアルパークの公式HP
を見ていただいた方が良いかと思います。とっても自然豊かで明るい霊園だなあと思ったのが第一印象。
永代供養墓に合祀された後も、毎月の供養法要に遺族も参加する事が出来るとの事で、しっかりと故人の供養をすることが出来るというのも安心。
正直、大阪に住んでいたら、すぐに見学しに行きたい!って思うくらい魅力的な霊園だよ。。
公園みたいに綺麗な所だね。
なんだかお墓じゃないみたい!
今回ご紹介したのは、大阪にある霊園でしたが、実は墓地を永代供養墓を組み合わせた新しいスタイルの霊園が次々に登場してきているのです。
自分の住んでいる地域の霊園を探す。。便利なサイト3選
全国にたくさんある霊園や墓地。。自分の住んでいる地域にも探してみるとかなり多くの霊園や墓地が隠れています。(あんまり目立っていない場所が多いのです。)
ただ、たくさんある霊園や墓地の中から、自分の考え方やイメージにある場所を探すのは大変。。
そこで、うまく活用したいのが、全国の墓地や霊園を検索できる便利サイトなのです!
この手の便利サイトは、いくつかあるのですが、このブログでおすすめしているのが、この2サイト!
使いやすい検索機能と豊富な登録件数「お墓さがし」
NHKでも紹介された霊園・墓地情報サイト「いいお墓」
NHKでも紹介された日本最大級の霊園・墓地の情報サイト【いいお墓】
お墓探しのプロが希望のお墓・霊園をご提案 ライフドット
どのサービスも、登録件数は十分あるし検索機能は非常に使いやすい。ライフドットの場合、こちらで検索して探さなくても、条件にあった霊園のパンフレットをまとめて送ってくれるという便利仕様!!
ただ、登録してある霊園・墓地は異なっていますので、どんなお墓があるのか調べてみたい!と言う方は・・
「お墓さがし」「いいお墓」「ライフドット」全部使ってみる事をお勧めします!
ちなみに、「お墓さがし」「いいお墓」「ライフドット」については、以下の記事で、もっと詳しく解説しています!
まとめ
いままでは、行き場のない遺骨や、墓じまいの引っ越し先として、永代供養墓を選ぶというのが一般的でした。
でも、最近は、一般のお墓に入らずに、永代供養墓に入る。または、一定期間、一人あるいは夫婦でお墓に入ったあと、永代供養墓に合祀する。
そんな、新しいお墓の考え方が広がっています。
この先、子どもの数がどんどん増えて、日本の人口がうなぎ上り・・・って未来は想像できないですよね。。どちらかと言うと、子どもの数も少なくて、人口も減る。。そんな未来の方が現実的だと思います。
そんな状態で先祖代々の墓を守る事は現実的ではないのです。
以上最後までお読みいただきありがとうございました!
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