こんにちは!これからのお葬式と自然葬・永代供養に関する情報サイト管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
今回は、遺骨を海に撒く・・・海洋散骨のお話だね!
海洋散骨が一般に広く知られるようになったのは、1991年の事。。ちょうど今年(2021年)の30年前という事になります。
当初は、海洋散骨を選択する人は、ほんの一握り。。ちょっと変わった葬送の方法であったのですが、最近は大きく様変わりしました。
「一般社団法人 全国優良石材店の会」の調査(※2020/09/23 発表)によると、全国で海洋散骨された人の数は推定25,000人!
この中には、墓じまい(改葬)の結果、海洋散骨を選択した人も含んでいるため、亡くなった人のうち、海洋散骨を選択した人は何%か?というのは分からないのですが、とにかくかなりの数の遺骨が海洋散骨されている事がわかります。
この記事では、海洋散骨が広まるにつれて、大量の業者が海洋散骨業界に参入した結果、どの業者が信頼できるのか・・どの業者を選んではいけないのかがわかりにくくなっている現状を踏まえ、安心して散骨をお願い出来る業者の選び方を解説します。
海洋散骨を選択する人の増加に伴って、業者の数も増加!
海洋散骨が一般化するにつれて、海洋散骨を行う業者の数もどんどん増えているのだ。
ネットで調べてみるとわかるのですが、ちょっと調べただけでも海洋散骨の業者が大量にあるのがわかります。
開業・廃業が多いのと正確な統計がないのとで良くわからないのだけど、数百社はあるんじゃないかな?
でも・・・注意して欲しいのは、散骨業者になるために公的な免許や資格はいらないという事。
散骨については、
「節度をもって行われる限り」自由に行うことができる
という見解なんだけど、細かい規制がないから、適当なルールで散骨をしちゃう業者も出てきちゃうのだ。
いいかげんな業者の場合・・・
- 本来は遺骨はパウダー状(骨と分からない程度)に細かくする必要があるのですが、それを行わずに海に撒いてしまう
- 遺骨を散骨する場所を考慮しない(漁場や航路の近くで散骨)とう散骨のマナーを守らない
現在、散骨をしても良いと認められているのは、
「葬送のための祭祀のひとつとして節度をもって行われる限り、(散骨は)遺骨遺棄罪にはあたらない」
と言う見解がベースになっています。つまり散骨を、「祭祀」と考えず、「遺骨の廃棄」とする業者が増えると、散骨自体が禁止になる可能性もあるのです。
信頼できる業者さんを選ぶ事が大事なんだね!
では・・・どのような業者を選べばよいのでしょうか?
信頼できる業者の選び方
最近は、ネットで散骨業者を調べるといろいろな業者がヒットします。
ホームページを覗くと、しっかりした紹介をしている業者も多くて、どの業者が信頼出来て、どの業者が信頼できないかは良くわかりません。
ホームページを綺麗に作るのは、難しい事ではないからね!
だから、ちゃんとしたホームページを持っているから安心!とはならないわけです。じゃあ、何を基準にすればいいの?と思ってしまいますよね。
第一の選択肢は、「一般社団法人 日本海洋散骨協会」の会員である事
正直に言うと、ホームページを見ただけで素人が良い業者か、悪い業者かを正確に判断する事は難しいのです。
では、どうすれば良いかですが、一番確実な方法は、信頼できる団体に加入している会社かどうかで判断する方法。
海洋散骨で言えば、「日本海洋散骨協会」の会員になっているかどうかで選ぶという方法があります。
日本海洋散骨協会では、厳格なガイドラインを決めていて、協会の会員になっている業者は、そのガイドラインをしっかりと守っているのだ。
ちなみに、日本海洋散骨協会が公表しているガイドラインがこちら
海洋散骨の意義から、船舶の安全管理まで、かなり細かいところまでガイドラインで決められているので、これを守ってくれるのなら安心して任せられるな!と感じました。
2021年現在、日本海洋散骨協会の正会員は35業者。
日本全国に加盟事業者がいるから、海洋散骨をしたいと思ったら、加盟事業者でかつ希望の海域の散骨を担当している業者を選べば良いと思うよ!
日本海洋散骨協会に加盟している事業者の一覧がこちら!
※ ブルーオーシャンセレモニー https://blueoceanceremony.jp/
のように、東日本支部の登録でも、全国の散骨に対応している業者もありますよ!
ほんとだ!自分の住んでいる地域の支部だけを見るんじゃなくて、他の地域の支部の業者も確認した方がいいね!
日本海洋散骨協会に加盟していて、全国対応している業者は他にも・・・
全国海域対応,粉骨費用込み,追加費用なしの安心の葬送業者は【みんなの海洋散骨】第二の選択肢・・・葬儀業界で大手を言われている業者を選ぶ。
海洋散骨の中でも、特に心配なのが「委託散骨」。遺骨を業者に渡して遺族は船に乗らないという方法ですね。
最近は、遺骨をゆうパックで送って、そのまま散骨をお願いするというケースも増えてきているそうです。
委託散骨をお願いした場合に気になるのが、どんな形で散骨が行われたのか?というか本当に散骨してくれたのか?という事ですよね。
相手の姿や形が見えないだけに心配になっちゃいます。遺骨を散骨してもらう前に業者がつぶれて連絡が取れなくなってしまった!となったら目も当てられません。
こちらとしては、大事な遺骨を預けているわけですから、しっかりと葬送としての散骨をしてもらいたい。
そんな時は、大手の業者に頼むという考え方もありだと思います
墓じまいや、散骨で有名なミキワの粉骨・散骨サービスにお願いするというのも良い選択だと思います。
お墓の専門業者さんだったら安心だね!
その他・・代理散骨だけの業者は注意!
海洋散骨の業者の中には、代理散骨(遺族は乗船せず、散骨を業者に任せる)しかプランがない業者があります。遺族を乗せるプランが無いという事は、その業者がどんな業者でどのような海域で活動しているか確認しようがないという事でもあります。
もちろん、代理散骨しか行っていない業者でも、信頼できる業者もあるのですが・・・
遺族と関わらない業者は心配になっちゃいますよね。。本当に会社があるのか?丁寧に遺骨は扱ってもらえるのか心配になってしまいます。
特に、お骨をゆうパックで送ってくれという業者は要注意!
基本、対面でお骨は受け取るけど、どうしても都合のつかない方は、郵送でもいいよ!って業者なら信頼できそうだよね。
まとめ
今回は、海洋散骨のお話。信頼できる業者の選び方について解説しました。はっきり言って、海洋散骨の事業はまだ始まったばかり。
しかも、特別な免許が要らないという事で、参入してくる業者がかなり多いのが現状です。もちろん、今回ご紹介した業者以外にも、優良な業者はたくさんあるわけですが、その一つ一つを確認する事が難しい。
安心して散骨をお願い出来る業者さんを選んでほしいね!
以上最後までお読みいただきありがとうございました!
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