PR

【書評】<ひとり死>時代のお葬式とお墓 ~小谷 みどり著~

ひとり死時代のお葬式とお墓 コラム・書評
記事内に広告が含まれています。

こんにちは!これからのお葬式と自然葬・永代供養に関する情報サイト管理人の山猫です。(@yamaneko_solar

今回ご紹介するのは・・・第一生命経済研究所 主席研究員の小谷みどりさんの著書「<ひとり死>時代のお葬式とお墓 ~小谷 みどり著~」です。

公式の統計が存在しない葬送業界では、感覚的なポジショントークを繰り広げる本が少なくありません。誰かが・・・

「〇〇が主流になっている!」と言い続けたり

「これからは〇〇のようになる!」

と根拠なく話しても、公式の統計がないから、一般庶民はコロっと騙されてしまう。そんな例をたくさん見てきましたが、この本は違うなという印象。

山猫
山猫

本の中に出てくる、数値は、小谷さん自らが調査した内容や、出典がわかる物ばかり。感覚に流されないで客観的に論じようとしている点が好感が持てる本だよ!

スポンサーリンク

本の内容紹介

この本のテーマは<ひとり死>について。。もちろん昔から誰も身よりがいなくて一人で亡くなる方はいたけれど・・・最近、だれにも気づかれずに亡くなっている人が増えていると感じた事はないだろうか?

ニュースなどで、老人の孤独死が取り上げられる事も珍しくないですよね。

この本では、本当に「ひとり死」は増えているのか?増えているとしたら、なぜなのか?

そもそも、過去のお葬式の姿はどうだったのか?を統計をもとに客観的に解説しています。

山猫
山猫

私は今40代だから、、自分が知っているお葬式の形は、たかだか30年くらい。。それ以前の事はわからないよ。

もちろん、もっと長生きをしている方は、ずっとずっと昔の事を知っているわけですが・・・それでも100年前の事を正確に覚えている人は少ないですよね。

この本を読むと

  • お葬式やお墓の形は、その姿を常に変えている事
  • 複数の要因で、<ひとり死>が増えている事。また今後さらに増えるであろうこと
  • では、その<ひとり死>時代のお葬式はどのような形になるのか(予測)

を知ることが出来ます。

たくさんの葬儀本を読んできた管理人ですが、この本のような客観的な視点で書かれている本はあまり見たことがありません。

今は若くてまだお葬式の事は具体的には考えられないけれど、将来はどうなっているのか、ちょっと不安だな。。という方にお勧めしたい一冊です。

書籍情報

【書籍名】<ひとり死>時代のお葬式とお墓

【著者名】小谷みどり

【出版社】岩波新書

【出版日】(2017/7/28)

【頁 数】214頁

【ISBN】978-4-00-431672-5

【おすすめ度】★★★★★

~あわせて読みたい~

お葬式の【事前相談】縁起でもないと思っていませんか?時代は変わっていますよ!

「小さなお葬式」の家族葬はほんとに格安なのか・・参列者人数【15人】で計算してみた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました